ブランド
茶器一筋150年。幸せになる世話を焼く
晋山窯ヤマツ
- 1868年
- 美濃焼
- 土本正芳
歴史
創業150年にして自社ブランドの立ち上げ
私たち晋山窯ヤマツは、明治元年(1868年)創業の陶磁器製造メーカーです。
陶磁器の生産量が日本一を誇る岐阜県土岐市で、創業以来、茶器一筋で150年以上、美濃焼を製造しています。
土岐市は約7割を丘陵地が占めており、陶磁器に適した粘土が豊富であったことから、1300年前の平安時代から陶磁器作りが行われており、窯元だけではなく、さまざまな職人たちが暮らしています。
以前はものづくりを縁の下から支える下請けとしてのお仕事が中心でしたが、創業より150年間受け継いできた茶器作りのノウハウを生かして、自社ブランドを立ち上げることを決めました。
私たちが関わる全ての皆様との信頼関係を大切に、誠実な製品作りを続けて参ります。
特徴
気兼ねなく使える新しいトラディッショナル
■Frustum(フラスタム)
円錐台の意味。
鉄瓶などで古くから見られる形状である土瓶本体の中腹で切り替わるエッジを採用し、茶の印象を強めつつ、日本人に馴染み深いフォルムとしました。
旧来の日本の形を重んじながらモダンな印象を与えるため、注ぎ口の形は再検証と実験を繰り返しました。
持ちやすく、注ぎやすい。
大容量なので家族団らんの際に活躍します。
■Voyage(ヴォヤージュ)
「世界のお茶を旅する茶器」というコンセプトで、趣向性を高めた茶器を製作しました。
まるでハンドバックのような形状に、本革性の取っ手を合わせて、これまでの陶磁器にはなかった新しい楽しみを提案しています。
オブジェとしても魅力的で、お茶タイムを心から楽しんでいただければ幸いです。
お客様へ
幸せになるための「世話」を焼く名脇役
茶器(特に土瓶・急須)を持っている家庭が少なくなっている現代、私たちはお茶の在り方から見直す必要があると感じています。
暮らしに合う土瓶・急須を開発することは、茶のある暮らしを守ること。
そして茶の文化を次世代へ継承していくことに繋がるんだ、という想いで「家庭で気兼ねなく使える」茶器の新しい「TRADITIONAL」を作っていく覚悟です。
陶磁器は、テーブルウェアの名脇役として、暮らしに彩りを与えてきました。
私たちヤマツも美濃焼の名脇役として、日本中・世界中の暮らしが幸せになるための「世話」を、今後もせっせと窯で焼いていきます。
受賞歴
2020年 国際デザイン賞 red dot design award