ブランド
煌びやかな箔と雲母で日本の美を表現
逸品集
- 1924年
- 金銀砂子細工
- 山本和久
歴史
日本独自のふすま文化とインテリアの融合
私たち株式会社菊池襖紙工場の始まりは、関東大震災後に遡ります。
地震により倒壊した建物家屋の再建や、新築のため住宅資材の需要が高まり、1924年にふすま紙に絵や模様を付ける手捺染(てなっせん)加工の職人が東京都墨田区に集まり、製作を始めたことが創業のきっかけです。
太平洋戦争後の復興などで、ふすま紙はさらなる需要拡大を受け、1948年に株式会社菊池襖紙工場を設立。
大衆向けふすま紙メーカーとして、大型印刷機や特殊印刷・加工のオリジナル機械を導入し印刷技術の向上に取り組み、現在のふすま紙業界を牽引しています。
時代とともに住宅インテリアに求められることは変化します。
多様化するライフスタイルに、デザイン面でも機能性でもマッチする壁紙や粘着シート、ガラスフィルム、DIY用製品の開発を続ける一方で、創業当初から受け継ぐ、ふすま紙の伝統的装飾技法を次の世代に伝えていくため、伝統工芸チームを設立しました。
江戸時代、ふすまや衝立、壁面などの建具には、日本の美しい四季折々の情景や金箔を散らした絢爛な図画を描き、室内装飾が施されていました。
その伝統技術を現代インテリアに落とし込み、伝統美とモダンを融合させた「逸品集」をひとつひとつ手作りで製作しています。
特徴
四季を演出するアートパネル
ふすまは古来より住空間を自由に間仕切りし、快適に過ごすための建具でした。
ふすまに描かれた絵や模様で、四季の風景や季節の行事を彷彿とさせ、住まう人に時節ごとの楽しみを与え、そして来客時には、おもてなしの演出をする役割がありました。
私たちが受け継いできたふすま絵は、江戸唐紙の伝統技法である金銀砂子細工を用いているので、箔や雲母(きら)、金銀砂子できらめく季節の移り変わりや、風光明媚な景色を、質感豊かな和紙の上に丁寧に表現しています。
30㎝角と15㎝角の2サイズがあり、厚みは3㎝に設定しており、ピンで壁面に付けるだけでなく、棚に置いても自立します。
表面から側面にかけても図柄が施してあり、どの角度から見ても高級感のあるパネルに仕上げました。
玄関先、和室、リビング、寝室のいずれに飾っても他のインテリアと調和しつつ、ワンポイントにもなるパネルです。
季節ごと、行事ごとにパネルを入れ替えるだけで、模様替えをしたように気分一新でき、優雅な空間作りをお楽しみいただけます。
お客様へ
伝統と現代の調和が生んだインテリアアート
私たちは日本古来の「ふすま」に使う紙作りで培った伝統技術をもとに、現代を生きる私たちの住まいと、優雅に調和する和モダンなアートパネル「逸品集」を製作しています。
道具や材料にこだわり、箔の切り出し、砂子振り、渋型擦りなど数多くの製作工程に手作業で取り組みます。
洗練された印象の正方形のパネルは、同じサイズでも違うサイズを並べてもリズムが生まれ、洋室に飾ると和モダンな雰囲気を空間に生み出します。
付属のプッシュピンで簡単に設置でき、場所を選ばず飾れますので、新築や引っ越しのお祝い、人生の節目の記念の贈り物として最適です。
日々の暮らしに日本の豊かな四季のアートをお楽しみください。