ブランド
歴史と抹茶の町、宇治からの贈り物
インセンスキッチン
- 2020年
- お香
- 後藤恭子
歴史
生粋の京都人が考える地元の活性化
インセンスキッチンは、2020年京都で開業し、抹茶のお香の製造販売・製作体験をおこなっています。
ブランド名は「いとをかし香」。
「いとをかし」とは、日本の古語で「美しいもの」や「風情があるもの」を意味する言葉です。
私は長い間、観光業に携わっていたこともあり、地元「京都」の特産品である「宇治抹茶」を使ったお香を開発し、その製造体験を観光のひとつとして提供することを思いつきました。
日本はもとより世界中の人々に京都や抹茶の魅力を知ってもらい、京都の観光産業を活性化することを狙っています。
このアイデアは、寺社仏閣の多い京都で生まれ育ち、茶道や華道、着付け、お香などの日本文化を自然と学んできたことから生まれたものです。
2018年には商品開発に着手し、香道の流派・泉山御流で香りの勉強を重ねて出来上がった「いとをかし香」は、宇治市内の神社で手づくり体験もおこなっています。
特徴
菓子型でつくる日本の伝統美
「いとをかし香」は、宇治抹茶をふんだんに使用し、お茶本来の芳醇な香りを余すところなく楽しめるお香です。
直接火を点けるのではなく香炉で温めるため、煙や灰が出ず、ふんわり漂う穏やかな香りが心をリフレッシュしてくれます。
また、「いとをかし」の名の通り、見た目の美しさにもこだわりました。
お抹茶と一緒にいただくお茶菓子のように、かわいらしく美しいたたずまい。
縁起物や茶道具の形を、木型で一つ一つかたどっているので、香りとともに目からも楽しむことができます。
2021年からは京都の「始末の心」を大切にし、製茶の過程で商品にできない抹茶を廃棄せず、製茶工場や茶農家から直接仕入れてフードロス対策にも取り組んでいます。
京都宇治の宝を丸ごといただくことに感謝して、ひとつずつ丁寧に製作しているお香です。
お客様へ
芳醇な香りと造形美に心を躍らせて
香り高い抹茶のお香「いとをかし香」は、製茶工場や茶農家から直接仕入れた、フードロス抹茶 (zero waste Matcha) を香りの原料として使用しています。
宇治抹茶の産地として有名な京都の宇治市には、多くの製茶工場があり、今でも石臼で丁寧に挽いて、クリーンルームで袋詰めをしています。
その過程で、石臼やフィルターに溜まってしまった商品に使用できない廃棄抹茶が大量にできます。
従来は捨てられていた抹茶を新鮮なうちにアップサイクルすることで、ふくよかな抹茶の香りをそのまま閉じ込めたお香を製造することができました。
心を癒される新鮮な抹茶の香りと、日本の伝統文化や四季をかたどった造形美を、くつろぎの時間にお楽しみください。
おもてなしの席や大切な方への贈り物にも最適な商品です。
受賞歴
2021・2022年 海外販路開拓支援TAKUMI NEXT プログラムに選出
2021年女性起業家応援プロジェクト LED関西 セミファイナリスト
2022年 第11回京都女性起業家賞 (アントレプレナー賞) 2部門受賞