ブランド
Brand
時間が経つほどに苔むし、表情が変化する
輪島塗 ぬり工房 楽
- 1983年
- 輪島塗
- 工房代表 引持 力雄(雅号 伯楽) 若手後継者 引持 和頼(KAZU)
歴史
History
親子2代でツナグ、漆職人のDNA
引持力雄 下地から上塗まで一貫して制作する技術を習得している輪島でも数少ない職人です。
10年間の修行の後に独立して茶道具制作に携わり、粗野で飾り気のない作風で評判を呼びました。その中で里山の生活をモチーフにした数多くの香合を制作し、厚く盛って造形できる漆、楽オリジナルの技法「練乾漆」を生み出しています。
引持和頼 二代目・和頼は七尾仏壇「ぬのや仏壇店」の布辰巳氏に弟子入りし、幅広い技術を習得しています。2017年、楽に戻って制作を始めました。
塗箔技術や寺社仏閣の修復技術を持ち、総持寺祖院放光堂の塗箔修理などを手掛けています。
特徴
Characteristic
時とともに苔むすうつわ
楽工房ならではの「練乾漆®」という技で、能登の里山の苔むす岩肌・古木を表現した「KOKEMUSU®」シリーズをご紹介します。
KOKEMUSUは、上塗工程で朱合漆の下に緑色の漆を施し、時が経つとともにだんだんと美しい苔色に変化するサプライズのある漆器です。
芸術性だけでなく、もちろん、漆元来の特性(口当たりが良い、殺菌力がある、軽くて丈夫。氷が溶けにくい)も持ちあわせており、機能性も優れています。
さらに従来の輪島塗に比べて、海外の乾燥した気候に対する耐性を併せ持ち、日本だけでなく海外でも長く使い続けることができる点もご好評いただいております。
お客様へ
For Customers
楽しい漆で伝統をツナグ
海外では漆器のことを「JAPAN」と呼び、輪島塗は日本を代表する漆器として特に知られています。
輪島塗 ぬり工房 楽では、輪島塗だからこそできる「漆の可能性」を模索し、楽しみつつ、次世代へ伝統をツナグ取組みを国内外で展開しています。
カップやおちょこなどの酒器だけではなく、インテリアとして人生を通じて楽しめるアートパネルも提案しています。
時と共に変化するKOKEMUSUは、あなたと共に年齢を重ねその時々で違う表情を見せてくれます。漆器は共に生きるアイテム、人生を通じて楽しめる愛用品としてどうぞ。
受賞歴
Award
2003年 大阪工芸展美術工芸部門 大阪府知事賞
2004年 松瑞芸術作家協会松瑞展 無鑑査
2005年 大阪工芸展美術工芸部門 大阪府知事賞
2006年 大阪工芸展美術工芸部門 無鑑査
2011年 大阪工芸展美術工芸部門 一圭賞
いしかわブランド認定 リメイク漆器 TSUBAKI
2012年 いしかわ産業化資源活用推進ファンド事業採択 苔むすうつわMOSS
いしかわブランド認定 輪島塗練乾漆 KOKEMUSU CUP
2013年 大阪工芸展美術工芸部門 大阪工芸協会会長賞
石川県デザイン展 輪島塗練乾漆KOKEMUSU CUP
石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会理事長賞
2014年 国際漆展 入選、「練乾漆」商標登録&「KOKEMUSU」商標登録
2015年 経済産業省The Wonder500™ 認定 KOKEMUSU®CUP
経済産業省 伝統的工芸品産業活性化計画認定 LaQue urushibo
いしかわ産業化資源活用推進ファンド事業採択 ラグジュアリー空間を創る輪島塗練乾漆
2017年 国際漆展 入選 TSUMAMI
石川県デザイン展 入選 URUSHI SCREENS / SAMPLE MATERIAL BOX
2018年 「Japan Artisan Material Project Paris」採択
「ESPACE DENSAN Paris」出品